基本的に、人が夢を覚えている場合は二度寝を行った際などの、眠りが浅い時に見るものだそうです。



前振りかどうか分からない話をして本文に行きます。



先々日、つまり卒業式があり、秋田の地を去っていく友人・先輩・後輩を祝う飲み会のあった日のことです。
親しい先輩や友人達とで二次会に行って部屋に帰り、眠ったわけなんですがちとかわった夢を見ました。夢の内容は以下の通り。



卒業していく人たちと一緒に、走行中の電車の中にいる。
JRの急行とかじゃなくて、私鉄で走ってるような横に対面するように座席のある電車。
外は海がすぐ近くで、ありえない話だが波が線路にまでくる位置を走っている。
空も快晴で、さわやかな感じのする天気だった。
何かよく聞き取れないけど、笑いながら話している。


急に電車が減速を初めて、停まる。
場所は駅。なにか、看板があるわけでもなく、コンクリートの乗り場があるだけの駅。
そこで、先輩が一人降りていく。手を振って笑顔で。


ただ一言だけ聞き取れる音声として「じゃあな」とだけ、聞こえて。
そして、1人卒業していく人間が降りると電車が走り出す。


減速して停まる。誰かが降りる。そして、また走り出す。
必ず笑顔で別れの言葉だけがはっきり聞こえて、1人ずつ電車を降りていく。


そして、最後に一番お世話になった先輩が降りて、自分ひとりだけが取り残された車内を見渡す。
その先は俺1人だけが乗っていて、時おり駅に停まるたびに降りようとして降りなかったり、降りてはみたものの、また電車に乗りなおす。


それを何度も繰り返す。




っつー夢でした。
夢判断とか出来るわけじゃないが、どうもこの先の就職を含めた進路の悩みと不安がでてるんだろーなー、とか考えてしまいます。



ちなみに、オチは別にあります。


その夢で気持ちよく起きてみると、まだ真っ暗。(眼開けてないけどそう感じた)
おそらく、午前3時ころ。(確認して無いけど多分そんな時間)



そして――



耳元でささやかれる意味不明の言葉・・・




ノイズがかかってるように不鮮明なのに早回しをしてるような高い音。


言葉っぽく聞こえるが、何を言ってるのかは認識できない。
しかも、気持ちいい起き抜けがいつの間にかどうしようもない悪寒に摩り替わっている。
ついでに、本能が『コイツはヤバイ! 意識をコレに向けるな!!』と警鐘を鳴らす始末。

開こうとする目を必死で閉じて、言葉を聴かないように、葬式で再び思い出した日蓮宗の経文をひたすら脳裏に浮かべ、そちらに意識を傾けていく。


そして、次目を開いた時は午前7時。朝でした。


なんというかさ、面白いというか、良い夢見たのにね・・・



よりによって



怪奇現象でオチかよ!!




今日、秋田を発つ友人曰く、寮の霊の方々はこの時期になると騒がしくなるそうです。


人がいなくなることを寂しがってちょっかいを出すようになると言っていました。



そこで、わが部屋にいると思われる方(人外)に一言。

俺はあと1年ここにいますって。


気が早いぞ