天に魂還りて、地に魄とどまり、以てこれを彊屍とす

久しぶりに、生きる屍(アンデッド)状態っす。

精も魂も尽き果てそう・・・。

とりあえず11日の続き、いきます。
例によって、オタクネタ×、18歳未満はご遠慮願います。


ホントにキツイんでさくっと全体的なレビューでいきます。

シナリオ:
ニトロプラスらしく、しっかりした剣客ものとして仕上がっている。
只似たようなものとして鬼哭街があり、それと比べるとちょっと見劣り。
朱音と伊烏との因縁や、憤りや困惑、憎悪をもう少し盛り込んで欲しかった。
朱音自体が、結構空っぽというかがらんどうな存在になってしまっている分、
伊烏の憎悪の描写がもっとあればなー、なんて思ったり・・・。

描写:
戦闘描写については、静と動とで言えば、静に重きを置いた描写のかたち。
鬼哭街デモンベイン、Phamtomなどと比べても、
一瞬一撃に全てをかけるような一撃必殺という感じが強かった。
動作の描写についても、重心の移動など武道系の薀蓄を使い、
瞬間瞬間を上手く書き上げているという印象がある。

キャラクター:
野郎キャラ最高!
以上!!

おあそび:
救国剣鬼ハナチラス、隠しのミニゲームといい、
ニトロキャラ・ネタ総出演。
本編がBAD確定のシリアスな演出だけに、この差は楽しめる。
っつーか、BLっぽくなったと思ったら、
「君達は武士だろう!」
「君達は不死(ぶし)だろう」のセリフ。
大爆笑っす。

エロ:
ほとんどなし。
っつーか、なくても無問題。

不満な点:
やっぱ、シナリオの短さかな・・・。
EDにたどり着けずに終わる場合は、どれも唐突過ぎて経緯が分からないし、
サブキャラについてももう少し書き込みが欲しかった。
あとは、武器の少なさ・・・かなぁ。
ネタ用の武器は、ちょっとお笑い要素でしかないし・・・。


総合:
剣術ものとして描写を楽しむのであれば、合格かと。
あと、剣術がらみの薀蓄を楽しむのも可。
って、とこですかね。